初心者からプロまで使うLinuxコマンド常用集
ファイル、プロセス、ネットワーク、テキスト処理—本番トリアージで手が伸びるコマンドと、中級者とプロを分けるフラグ組み合わせ。

なぜ重要か
Webサービスが突然502。**オンコールがSSHすると、よく狙ったシェル10分が原因を浮かべる:**暴走プロセスによるメモリ喰い、ディスク満杯、フラップする外向き接続。同じコマンドは日々のファイル探索やログ突き合わせにも効きます。少数の語彙の習熟は複利で効きます。
実際の3つのシーン
top→犯人確認→ps auxf | grep <pid>で親、lsof -p <pid>で開いているファイル。
kill、rotate、恒久修正へ
grep -rn "TODO" --include="*.ts" .
スプリント計画の材料
tail -F app.log | grep --line-buffered ERROR | tee errors-today.log
全読込不要
手順 — リファレンスの使い方
Linuxコマンドリファレンスを開きます。
カテゴリでブラウズ
ファイル/ディレクトリ、プロセスとリソース、ネットワーク、テキスト処理、アーカイブ、パッケージ管理、パーミッション。
キーワード検索
「logs」「ssl」「open ports」「users」—説明文全文検索できます。
正準サンプルを読む
各項目に「最低限これで効く一行」と複数フラグのエキスパート版があります。
コピーして置換実行
コピーブロックを貼り、プレースホルダのファイル/ホスト/PIDを自分の環境へ。
危険な動詞には注意バッジ
rm -rf、dd、mkfs、chmod -R、kill -9などは強調されています。
ゴール
Find every file under /etc that contains "max_connections".コマンド
sudo grep -rn "max_connections" /etc 2>/dev/nullゴール
What is taking up disk space here?コマンド
du -ah . 2>/dev/null | sort -hr | head -n 10
実践テクノ
- **
!!**は直前コマンドの繰り返し(sudo sudo忘れ時はsudo !!)。 - **
Ctrl-R**でヒストリ検索→断片入力→Enter。 - **
grep+awk+sort+uniq -c**ならExcelなしでストリーム集計が可能。 tldr <cmd>(npm i -g tldr)は例優先の短いヘルプ—このリファレンスと併用して。
よくある落とし穴
よくある誤り
権限直しに一律 `chmod 777` を再帰適用
多くの初級インシデントの根源。最小権限で、ls -lと狙い撃ちchmodでデバッグします。
よくある誤り
ロケール問題で非ASCIIが壊れる
LC_ALL=C grepは速い反面Unicodeに鈍感。人間可読コンテンツならシステムロケール維持を検討します。
よくある誤り
シングルクォートとダブルクォートの展開バグ
ダブルは$VAR展開あり、シングルは無し。**grep "$pattern" file**は意図通り、grep '$pattern' fileは字面を探します。
向いていない用途
- Windowsでも動くスクリプト—PowerShellやポータブルPythonの方が汎用的です。
- 数百MB超のヘビーデータ工作—本物のDB、
pandas/duckdbへ。 - 常時オーケストレーション—systemd/supervisord/Kubernetesでありワンショットシェルではありません。
FAQ
bash / zsh / fish?
スクリプトは可搬性でbash。対話ならoh-my-zsh付きzshやfish。どれか一つとキーバインドを極める。
ローカルでは動くのにcronで動かない
cron環境は薄い。フルパス(/usr/bin/python3)を書き、~/.bashrcのエイリアスに依存しない。
すべてのフラグを暗記すべき?
不要。動詞と各コマンド2〜3フラグを押さえ、残りはリファレンス。流暢さが丸暗記に勝ちます。
次のステップ
- シェルセッションとあわせGitコマンドリファレンス。
curlのHTTPコードはHTTPステータスリファレンス。lsof出力のホスト名はIPルックアップツールで解決確認。