APR から APY を計算する(銀行が両方を提示する理由)
普通預金、暗号資産の利回り、期間限定 CD を「同じ年換算」で比較 — 複利の回数も織り込みます。

このガイドと一緒に使うと便利なツール:
なぜ重要か
銀行 A が 5.00% APR(月複利)、銀行 B が 5.12% APY(日複利) と並ぶと、どちらか一方だけ見てスプレッドシートを並べ替えると嘘になります。APY(年換算実効利回り)は利息が元本へ織り込まれる頻度まで含みます。APR(年率)は名目の期間利率を年換算しただけで実効利回りが見えないことがあります。DeFi と預金保険付き口座を比べる投資家も、緊急資金の配分前に同じ土俵へ揃える必要があります。
実際の3つのシーン
提示 APR と複利の間隔から APY を算出して比較します。
実効利回りで順位付け
月次計上後に見える実効利回りを示します。
透明なメモ
APR が小さいとき日次と月次の差はわずかでも、規模では効くと実演します。
実効率の理解
手順
APY 計算機を開きます。
名目 APR を入力
広告に載っている率を使います。地域によってはすでに実効 APY とラベルが混在しているので確認します。
複利の頻度を選ぶ
普通預金は月次、マネー・マーケットは日次など、開示に合わせます。
導出された APY を読む
競合の APY 表示と同じ基準で並べます。
感度チェック
頻度を上げて、中程度の APR で月次→日次の伸びがどれだけ縮むか見せます。
Input
APR: 6%
複利: 月12回Output
APY ≈ 6.17%(年内複利を織り込んだ実効年成長率)実践のヒント
- 借入の IRR ワークフローとは対照的です。実質 APR / IRR のチュートリアルでは返済の語彙が異なります。
- 複数年の残高は 複利計算 と組み合わせます。
- 規制脚注:預金の真実告知では APY 開示が義務になる文脈があります。外部提出ではコンプライアンス文言に合わせます。
よくある落とし穴
よくある誤り
手数料がモデルにない
維持手数料は実質利回りを下げます。手入力で差し引くまでグロス前提です。
よくある誤り
プロモ期間の終了
N か月後にベース APR に戻るティーザーは比較メモに書き添えます。
よくある誤り
税のドラッグ
税引後は限界税率の見込みが必要 — 計算機は原則税前です。
向いていない用途
- ポイント込みの借入比較:償却と IRR で初期費用まで捉えます。
- 連続トレード戦略:確率的モデルは決定論的 APY の外です。
- インフレ調整後の実質リターン:期待 CPI を差し引くか表計算でシナリオ化します。
FAQ
リテール預金で連続複利は意味ある?
日次との差は通常わずかですが、極限の微積の教材にはなります。
暗号資産の「APY」注意書き
自動複利か手動請求かで前提が違います。開示を確認します。
データはアップロードされる?
いいえ。利息計算はローカルです。スクショ共有は慎重に。
次のステップ
- 住宅ローン計算で代替案を試算します。
- 繰上返済シミュレーションで早期返済効果を見ます。
- 雇用の話は 年収→時給も参照します。