ブラウザだけで Markdown を HTML に変換する
README や changelog、ナレッジ草案をそのまま CMS に貼れるきれいな HTML 断片に。ローカルビルド環境がなくてもブラウザ内で処理できます。

このガイドと一緒に使うと便利なツール:
なぜ重要か
チームは Git で Markdown を書く一方、企業 CMS はサニタイズ済み HTML 断片しか受け付けません。サポートはフェンス付きコードを貼るが、バックエンドがフィルタで落とします。マーケは Markdown で素早く草案を書き、メールテンプレ担当には HTML が必要です。ローカルで変換すれば、機密草案を怪しい「無料 MD→HTML」に流さずに済みます。
実際の3つのシーン
Markdown で書き、断片にして Astro/React の島コンポーネントへ渡します。
そのまま使える HTML
手順を <ol> と <pre> にし、社内 Wiki の HTML に載せます。
ナレッジが読みやすい
見出し階層や自動リンクの挙動を、エディタに入れる前に確認します。
WYSIWYG のハマりどころが減る
手順
Markdown → HTMLを開きます。
よく使う記法で書く
見出し、リスト、リンク、フェンスコード、引用など。CMS の許可リストに無い拡張は避けます。
レンダーオプションを選ぶ
公開先が GitHub Flavored に近いならテーブルや取り消し線などを有効化します。
プレビューを確認
ネスト、裸 URL の自動リンクなど、期待どおりか見ます。
HTML をコピー
Node が無いマシンでもその場で納品できます。
Input
## Rollout checklist
1. Enable **feature flag** `payments.v2`
2. Monitor `/health/payments` for 15 minutes
3. Run: kubectl rollout status deploy/payments-apiOutput
<h2>Rollout checklist</h2>
<ol>
<li>Enable <strong>feature flag</strong> <code>payments.v2</code></li>
<li>Monitor <code>/health/payments</code> for 15 minutes</li>
<li>Run: kubectl rollout status deploy/payments-api</li>
</ol>実践のヒント
- レビューは Markdown 同士の テキスト比較の方が diff が読みやすい。
- JSON やテンプレへ埋める前は エスケープで特殊文字を処理。
- CMS に CSP があるならインライン
<style>に依存しない。
よくある落とし穴
よくある誤り
生 HTML のパススルー
拡張が裸 HTML を許すとサニタイザと衝突します。サンドボックス CMS で先に検証します。
よくある誤り
相対リンクはそのまま
ドメイン移行後も相対パスは旧サイトを指し続けます。本番前に全体検索します。
よくある誤り
インデント付きコードブロック
フェンスとインデント式では規則が違います。挙動がおかしいときは Markdown 仕様を疑います。
向いていない用途
- サイト全体の静的パイプライン:Eleventy や Astro の方がディレクトリ単位の機能が揃います。
- メール HTML:インライン CSS とテーブルレイアウトが別途必要です。
- 組版レベルの PDF:LaTeX などが適しています。
FAQ
バックエンド API を叩きますか?
いいえ。パースはブラウザ内です。NDA 下の草案にも向きます。
HTML から Markdown を逆生成できますか?
本チュートリアルは MD→HTML 方向です。レガシー CMS エクスポートは専用の逆変換ツールが無難です。
どの方言ですか?
ページのトグルで GitHub Flavored に寄せられます。実験的拡張は個別に検証してください。